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30代前半の星(?)、ペナルティ。

ネタ番組などを見ていると、「前はこのコンビ、全然面白いと思わなかったんだけど、最近になって急に面白いと思えてきた」ということがあります。
自分の場合、数年前のおぎやはぎ(オンバトを見ているうちにだんだんと)だったり、スピードワゴン(M-1に敗者復活ででてきた頃から)が、そんな感じでした。

これから書くペナルティも、そんなコンビの一つです。
ペナルティの結成は94年で、95年にはCMにも出てたらしいので、もう10年以上活動しています。デビューからを大まかにたどってみると、最初の頃にちょちょっと出て、その後は長い潜伏期→2001・2002年ぐらいからオンエアバトルに出始めて→最近は「笑金」「ココリコ黄金伝説」など茶の間での露出も増え、「ワッキー」という名も浸透し始めている、という印象です。

正直な所、出てきた当時、ペナルティの印象はあまりよくありませんでした。
といっても、「面白くないから」といった理由ではなくて、「元市船サッカー部出身」という略歴を見ただけで、「とりあえず、ノリでお笑いやってみよう」系の人たちなのでは、と勝手に思っていたのが原因です。「強豪校のサッカー部」というだけで、そう思ってしまったのもよくないのですが、その頃のペナルティは、「市船出身」というインパクト(何といっても、全国サッカー選手権準優勝ですからねえ。これはある意味お笑いでトップとるより大変なことなのでは、と思ってしまいます)を越えるほどの面白いやりとりなんかもなかったですし、正直、いろいろいる吉本の若手(しかも面白くない若手)の中の一組、という印象でした。

その後、あまり名前を聞くこともなかったのですが、3年前ぐらいから、オンエアバトルでネタを見るようになり、「あ、ペナルティってこんなネタやっているんだ?」と思った記憶があります。
それこそ、実はそれまでペナルティのネタ自体、見たことがなかったかもしれません。
そんなこんなで、オンエアを重ねているうちに、だんだんと、その面白さにハマっていきました(^^)。

ペナルティの面白さは、なんといっても、脇田(ワッキー)の演じる強烈なキャラなのですが、中川(ヒデ)のテレビ界初ではないかと思える「ドロップキック」によるツッコミも、強烈なインパクトがありました。
あと、ヒデ(中川)の方が、非常に常識的な一般人のポジションに見えるので、そのことが、余計にワッキー(脇田)の強烈なキャラをひきたたせているようにも思います。ツッコミ方も、永年一緒にいたということで、突き放すところ、一緒にのるところの使い分けが絶妙です。
ところで、ワッキー(←まだ、個人的にはこの呼び方に抵抗があります(^^))のボケなのですが、一つひとつをとってみると、実は結構古典的なボケ方や古いネタが多いです。「野口五郎」なんかは、その最たるものでしょう(僕が小さい頃でも、すでに落ち目だったような気がします(^^))。
しかし不思議と、それが「古いからダサイ」とはならないのが、脇田(ワッキー)の最大の魅力でしょう。

現在、ペナルティは、通常、女性タレントが起用されることが多いNHK語学講座の中で、なぜか(^^)「ドイツ語講座」に出演しています(他に、スペイン語講座で元ヴェルディの武田が出演、という例もありますが)。
また、僕は関東なので見たことはないのですが、ワッキーが出ていたCBC系「ノブナガ」の「地名しりとり」は、かなりの人気コーナーだったらしく、その顛末が書いてあるも結構売れたみたいです。

「30過ぎてようやくブレイク」と、長い潜伏生活のあったペナルティですが、逆にポッと出の芸人にはない年輪と、年齢が高い層にも受け入られる要素を持っています。
意外と今後、息の長い芸人生活をおくっていくかもしれません(というか、そう期待しています)。
また、ネタの方でも、さらにパワーアップしたキャラ(^^)を生み出していってほしいと思います。
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by momiageculture | 2005-03-04 00:34 | お笑い | Comments(0)

お笑い・音楽レビューを中心に続いています。細々と更新し、20年目。SPECIAL OTHERS、スカパラ、ゴッドタン、クイズ☆タレント名鑑 etc。/スポーツ系記事はこちら→http://agemomi.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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