「マニアの叫び」が面白い
2007年 02月 14日
そんななか、オンエアバトルと並んで、毎週チェックしている数少ない番組の一つが、テレ東の深夜にやっている「マニアの叫び」(毎週金曜 深夜1:00~1:30)。
「またテレ東の深夜か……」と言われそうですが(テレ東系が見られない方、申し訳ありません)、これがまた地味に面白い番組で。
番組の内容は、「日本に潜む様々なマニアを発掘する」ことを目標に、毎週2人の「マニア」さんを紹介(ロケ+スタジオに本人登場)するというもの。
出演は、ブラザートム、ほしのあき、小阪由佳、ダブルブッキング、アメリカザリガニ or キングオブコメディといった面々。
まだ4回ぐらいしか放送されていませんが、今まで登場したマニアさんは、マンホールマニア、ダムマニア、山びこマニア……etc。番組のテイストとしては、そのマニアっぷりに呆れつつも、それらの世界の意外な面白さに共感も、といった感じ。
ということで、「バッカじゃね~の(^^)」という「本当にバカ系(?)」よりは、「ふ~ん、そうなんだ~」という「感心系」のマニアさんが多いこれまでのラインアップですが、そのなかで圧倒的に異彩を放っていたのが、「エクストリームアイロニング」マニア。
そもそも、「エクストリームアイロニング」とは、「アイロンをかけながらスポーツを行う国際競技」らしいです。もう少し詳しく説明すると、「山・海・川などの厳しい自然環境下において、アイロン台を出し、涼しい顔で平然と服にアイロンを掛けるという、極限的スポーツ」だそうですが、山の中腹でアイロンを掛けているさまは正直、バ○にしか見えず……。
番組では、そのマニアだという人が、まずは自転車に乗りながらアイロン台めがけて突進し、サッとアイロン掛けをして登場。
正直「???」。
その後、説明を聞いても、謎は深まるばかり(←ラバーガールがネタ中よく使うフレーズ)。
もとはイングランドで発祥し、一応世界大会も開かれたことがあるらしいのですが、そのときの評価ポイントの一つが、「いかにエクストリームに掛けたか」。
正直これは、もはやマニアというカテゴリのものではあらず。言うなれば、スペシャル・バ○……。
なお、このエクストリームアイロニングマニアの人は、ちょっと須藤元気に似ていました(彼女もいるそうですが、当然理解は示してくれないそうです)。
後でネットで検索してみたところ、「エクストリームアイロニングジャパン」なる団体も存在(略してEIJ)。団体説明のリード文は、「そこにシワがあるから…」。
こんな、もはや「マニアと言っていいのか」といえるような人も紹介されるような番組ですが、意外と面白いです(「番組冒頭10分はほとんどCM」という点はちょっと気になりますが)。
できれば1クールで終わらないよう、さらには「感心系」の人だけでなく、エクストリーム…の人のような「まったく共感の余地のない系」の人もどんどん出していってほしいと思います。