心に沁みるスネオヘアー。
2006年 05月 22日
出たら絶対買おうと思うのは、スカパラのnewアルバムぐらい。
アジカンのnewアルバム(といっても3月ですが)(『ファンクラブ』)は、今ひとつのめり込めなかったし(既に知っている曲が多かったせいもあるかも。いい曲もありますが)、「Space Sonic」「RIOT ON THE GRILL」を聴いて、「もっと聴きたい!」と思ったELLEGARDEN の初期のアルバム(『DON’T TRUST ANYONE BUT US』『ELLEGARDEN』(←ミニアルバム))も、ちょっと期待していたのとは違いました(2nd・3rd はまだ未聴)。
そんななか、比較的聴いているのが、スネオヘアーの『カナシミ』。
スネオヘアーについては、以前「ストライク」という曲が泣けるいう記事を書いたことがありましたが、この『カナシミ』もいい曲が揃っています。
1曲目の「no trick」は一瞬だるいイントロで始まるものの、かなり軽い感じの曲(ただし凄くくぐもったエフェクトがかかっている)。
しかし、このアルバムの真骨頂は、2曲目の「ワルツ」から。「男が歌うスウェーデン・ポップ」というとちょっと語弊がありそうですが、「軽く、甘く、それでいてベタベタしていない」というこの曲が、本当のオープニング曲といえるでしょう。
さらに、続く「悲しみロックフェスティバル」は、何とも心に沁みる曲。全体としては、「男の弱さ」を感じさせるともいえる曲かもしれませんが、今まで聴いたことがない曲の構成だなとも思いました。
次の「フューチャー」は、2・3曲目よりはテンポが落ちるものの、これも軽く聴けてしかも心に沁みます。
その後は、ちょっと飛ばして(浮遊する曲、くぐもった曲、ちょっと冷めた曲、弱い曲(^^)etcが続く)、10曲目の「happy end」は、wyolica(最近あまり聴いていないが、昔はよく聴いていた)のヴォーカルazumi が参加。2人の声が上手く合った温かい曲です。
11曲目の「クーペ」は、キューピーマヨネーズのCMに流れてそうなスーパーライトPOPな曲。
そして最後は、あの「NO.1」(U.N.O.BAND に提供した曲。改めて聴くと、青すぎる詞も含めて結構いい曲)でアルバムを締めます。
全体的には、「弱っちい男の想い」が何とも言えない切ないメロディーラインに乗せられて歌われるという感じのアルバムですが、とにかく心に沁みることは間違いありません(^^)。
正直、こういう類の曲はあまり得意ではなかった(昔の槇原敬之とはダメだったなあ……)のですが、スネオヘアーに関しては結構スっと入ってきました。
最近、ちょっと疲れている(^^)のに加えて、甘いながらもちょっと屈折した所を感じさせる部分があるからかもしれません。
「全曲、捨て曲なし」とまでは言い切れませんが、最近ちょっと心がダウン気味な方にはオススメなアルバムです。
※スネオヘアー関連ブログ(1)
※スネオヘアー関連ブログ(2)
トラックバックありがとうございました。
落ち着いたレビューがとても新鮮で興味深く読ませていただきました。
スネオさん、本日発売の新曲もまたとてもいいんですよ!
是非聴いてみてください♪(何故か私が宣伝したりして)
こちらからもトラックバックお返ししました。
また遊びに来たいと思います。
コメントありがとうございます。
「headphone music」(←新曲)ですね。聴いてみます。
僕も多分にもれず(^^)、名前先行型で知りました(初めて実物を見たのは「スペ中」です)。
今後も注目して追っていきたいと思います。