お笑い芸人で、プロ野球チームを作ってみる。
2018年 08月 05日
ちなみに、野球の上手い芸人(最近だったら、360°モンキーズの杉浦。それこそ、昔だったらポップコーン(懐かしい…))で野球チームを作るというわけではありません。
生み出す笑いの量や質、また他の芸人との絡みで生み出す笑いなどを、野球の能力にたとえたときに、果たしてどんなラインナップが一番笑いを生み出すかを考える、という、かなり無謀な企画。
なお、チーム編成は、野手15人(先発9・控え6)、投手10人(先発5・ブルペン5)、そして首脳陣5人(監督1・コーチ4)の計30人で考えていきます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
まずは、スタメン野手の9人(指名打者制)。
1(中)バイキング小峠
2(左)銀シャリ橋本
3(二)ナイツ
4(三)アンタッチャブル
5(指)柳家喬太郎
6(遊)和 牛
7(一)ハライチ澤部
8(捕)陣内智則
9(右)チョコレートプラネット
まず一番には、どんな状況でも、フレーズ一発で笑いをとれ、かつ安定感のある、バイキング小峠。『有田ジェネレーション』での、粗削りな若手を引き上げる力などを見ていると、実は単なるイジられキャラではなく、場をリードする力も持っている。
続く二番には、漫才だけでなく、バラエティ番組でのツッコミコメントでも力を見せ始めている、銀シャリ橋本。
クリーンアップ一番手は、ナイツ。従来の言い間違い漫才での安定感はもとより、最近は、どんなに好き勝手なパターンの漫才をやっても笑いがとれる、ほぼ“無双”状態に入りつつある。
実は一番最後まで迷ったのが、四番。他の芸人とのバランスを考えると、なかなか収まりがいい芸人が見つからなかった。
そんななか。最終的に四番に据えたのが、アンタッチャブル。コンビでの活動をしなくなってから8年が経つが、やはり、漫才内での笑いの連続度は、芸人のなかでトップクラス。しかも、予備知識がないとわからないネタではなく、ごくごく平易なテーマで、かつ爆笑をかっさらうところが凄い。コンビでの活動を再開するようであれば、文句なく四番打者。
六番には、漫才の完成度を究極まで高めつつある、和牛。幅広い年齢層を笑わすことができるという意味で、守備位置はショートに。現在の実力からするとクリーンアップを打ってもおかしくないので、三番を和牛にして、代わりにナイツを六番に下げて、もう少し好きに打ってもらうという打順もありかもしれない。
七番には、ハライチ澤部。ファーストにしたのは、ネタでの役割的に、ボケ側のどんな逸れた送球でも拾ってくれそうだから(^^)。
九番は、松尾のIKKOのものまねで、ようやくブレイクを果たしたチョコレートプラネット。キャラ芸人のように思われがちだが、これまで披露してきたコントのレベルはおしなべて高く、しかも、自作の小道具も相まってバリエーションも豊富。将来的には、十分、主軸を打てる存在。
控えの野手は、あとで紹介するとして、続いて投手。
〔先発1〕アンジャッシュ
〔先発2〕東京03
〔先発3〕シソンヌ
〔先発4〕柳原可奈子
〔先発5〕四千頭身
〔中継ぎ〕スピードワゴン
〔中継ぎ〕チュートリアル
〔ワンポイント〕イワイガワ
〔セットアッパー〕タカアンドトシ
〔抑え〕サンドウイッチマン
先発1番手は、アンジャッシュ。ここ数年はピンでの活動が目立っているが、コントの安定度は、いまだ健在。一年通してエースとして活躍してもらい、できれば15勝ぐらいはしてほしいところ。
2番手は、東京03。こちらも、非常に安定度の高いネタを持つ3人。アンジャッシュとの2組がいることで、どちらかで必ず勝ちが計算でき、チームとして連敗をしない形に持っていきたい。
3番手は、シソンヌ。万人受けという部分ではアンジャッシュ・東京03より下がるかもしれないが、キャラへの憑依具合、掛け合いのテンポなどは、芸人のなかではトップレベル。相手打線(観客?)をペースに引き込むことができれば、こちらも二桁勝利は計算できる。
4番手は、今回のメンバーのなかでは、唯一の女性メンバーとなった柳原可奈子。最近はナレーションやコメンテーターの仕事が増え、ネタを見る機会はかなり少なくなったが、時折見るネタは、今でも完成度は高い。最近は、ロバート秋山の憑依ネタが注目を浴びているが、素人を題材にした憑依テイストのネタという意味では、ある種、はしりはこの人と言えるかもしれない。毎回7イニングを投げるのは難しいかもしれないが、5~6イニングであれば、十分任せられると思う。
5番手は、若手育成枠。四千頭身のネタは、まだ数多くを見たわけではないが、中央に位置する後藤の「まれに見る“昔の高校球児顔”」とボソボソとしたツッコミは、初めてみたとき、強烈なインパクトだった。3人ともまだ21歳という本当の若手コンビだが、将来への期待値も込めて、先発に抜擢。
ブルペン陣は、まず抑えから。「やはり、抑えは重要」ということで、ラインナップからするとトリといってもいい、サンドウィッチマンを。この起用で、ブルペン陣の安定度はぐっと増すはず。
セットアッパーには、同じく安定度を考え、タカアンドトシを。30代前半の頃の勢いは無いかもしれないが、掛け合いから生み出す笑いの確率はまだまだ高い。最近の野球界のセットアッパーは、どちらかというとボールの勢いを武器にするタイプが多いが、このチームでは安定度をとった。
ここで、再び野手に戻って、控え陣を。
〔捕手〕博多華丸
〔内野〕パンクブーブー
〔内野〕うしろシティ
〔外野〕ジェラードン
〔外野〕ガリットチュウ福島
〔内・外野〕タイムマシーン3号
捕手の控えには、博多華丸。こちらも、陣内と同じく、「司令塔」というより、チームの雰囲気を和ませる意味合いが強い起用。一方、打者としても、豊富なものまね(ただし、若干マニアック)のレパートリーなど、安打も期待できる。
さて、最後に、アクの強いプレーヤー(芸人)を指揮・指導する首脳陣を。
〔監督〕くりぃむしちゅー有田
〔ヘッドコーチ〕バナナマン設楽
〔打撃コーチ〕今田耕司
〔守備・走塁コーチ〕博多大吉
〔トレーニングコーチ〕バカリズム
また、上記の他にも起用したい芸人はいましたが、うまくはまるポジションがないなどの理由で、選外に(ex. みやぞん(先発5番手の候補)、ドランドラゴン塚地(『LIFE』などコントでの抜群の安定性を買っての中継ぎ起用も)、日本エレキテル連合(以前からネタを見ている人は「ダメヨダメダメ」だけの芸人ではないことをわかっているはず)。その他、オードリー、石田靖、NON STYLE石田 etc)。