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4度目の…

先週、久々となるSPECIAL OTHERSのLIVEに行ってきました。

平日の18時半スタートという、定時が18時終了の30代サラリーマンにとっては厳しすぎるタイムスケジュール(^^)でしたが、なんとか開演前に到着(実際、始まったのは18時50分ぐらい)。入場した後、すぐにシングルっぽいCDをもらって席に到着。

スペアザのLIVEを観るのは、これで4度目。
最初は、ROVOが毎年、日比谷野音でやっているイベントのゲストで(2007)。2度目は、同じく野音での単独LIVE(2009)。3度目がZepp Tokyoでのワンマン(2010)。そして4度目となる今回の会場は、今までの会場とはちょっと趣が変わって渋谷公会堂

会場が暗転し、まず流れたのは曲ではなく、全米(ストリートライブ)ツアーの映像。
それが10分ぐらい流れたのち、4人が登場。

一昨年に『THE GUIDE』をリリースした後は、昨年ゲストボーカルでの歌ものを収録した『SPECIAL OTHERS』を発売したものの、純然たるインストアルバムは2年近く出していないスペアザ。
「一体、どの曲から来るんだろう?」と思っていたところ(ちなみに、前回のZeppの1曲目は「luster」)、始まったのは「ズーンズーン、チャッチャ、ズーンズーン、チャッチャ…」という、ちょっととぼけたリズム。
昨年出したシングル「Salin'」(&Kj(from Dragon Ash))のカップリングに収録されていた「CP」という曲だったのですが、あまり聞いていた曲ではなかったので、ちょっと意表を突かれた感じでした。

で、ミドルスローな1曲目に続いては、ちょっとテンポは上がったものの、またもや聞きなれない曲。
「いつもの、最初に2分ぐらいアドリブで演奏してから実際の曲に入るというパターンでもなさそうだし、新曲なんだろうなあ」と思って聴いていいました。
どちらかというと、今までのスペアザにはなかった、ジャジーな曲。「THE GUIDE(アルバムではなく曲の方)」を初めて聴いたときにも、それまでには無かった都会的な雰囲気を感じましたが、それとはまた違った新しい曲調。「PB」や「Laurentech」のような「これでもか」というサビの連続を持ってくるという曲ではありませんが、中盤から後半にかけては、ミドルテンポながらじわじわ盛り上げる構成も。そして最後は静かに終了。
会場も初めて聴いた人がほとんどだっと思うので、ちょっと手探りな感じもありましたが、また新たなスペアザの一端を感じさせてくれた曲でした(実は、入場後に配られたCDがこの曲(「beautiful world」)だった)。

ちょっと予想外な2曲で始まって、「今回はちょっと今までと違うな」と思ったところで次に来たのが、「Random」。
キーボードの叩き弾きから始まる、前2曲とは打って変わってのアップテンポな一曲。「もしかして生で聴いたのは初めてかも」と思いつつ、懐かしい選曲(2005年に出た『UNCLE JOHN』に収録)に、「これだけでも来た甲斐があったな」感も。

会場が温まったところで、続いて「It’s My House」。
生で聴くのはこれで2度目ですが、この曲と「wait for the sun」は、毎年LIVEを重ねるに従って盛り上がり度を増していくんだろうな、と思って聴いていました。

さて、ここまでで4曲終わったのですが、いつも違うことが。
そう、いつもは3曲目が終わったあたりではあるMCが無い(といっても、主にドラムとキーボードの間で繰り広げられるたわいもない話ですが(^^))。

その後もMCを挟むことなく、アコースティックモードの準備に入り、始まったのが「Salin'」のアコースティックバージョン(というかサルサバージョン?)。ちなみにボーカルのメロディは、ピアニカで演奏。

続いて、もう何曲かアコースティックを挟むと思いきや、またそれぞれのポジションに戻って、続くは「ここで来たか」の「PB」。
まあこれは「Laurentech」「Aims」と並んで、「新・3大スペアザ キラーチューン」といってもいい曲なわけで、当然、会場総盛り上がり。
ちなみに、「PB」の素晴らしいのは、2回目のサビになかなか行かないところ(このじらし感がたまらない(^^))。

「PB」の次は、「wait for the sun」。
この曲も、演奏し続けていくうちに、前述の3曲に並ぶ存在になっていくでしょうか(少なくとも、自分は前回聴いたときより高揚感を感じた)。
ちなみにここまでで7曲やったのですが、ノーMCのみならず、いつもの2部構成も無さげな雰囲気。
この後、若干変てこりんな曲「KOYA」で箸休め。

そして再びバンドモードに戻り、アドリブ合戦になるので最終的には実際の曲の3~4倍の長さになる「BEN」。
(ここで、入場前は長蛇の列だったため買えなかったビールを買いに行こうとしたのですが、残念ながらすでに閉店(T_T)。野音のように、ビールを買いながらも聴ける環境というわけにはいかないのですね…)。

「BEN」をやるということは、結構最後に近い印象があるので、「まだ1時間半は経っていないんだけどなあ…」とも思いましたが、改めて「BEN」は「Laurentech」とはまた違った大きな意味を持つ曲なんだとも感じました。

10数分にわたる演奏が終わった後、ふたたびアコースティックモードになり始まったのが「parabola」。
この曲も、また何年後かのLIVEでも、引き続いて演奏される曲だと思います。
そして、この「parabola」が最終曲に。

当然、アンコールになるわけなのですが、ここで再登場してきたメンバーが、この日初めて口を開きました。
まあ、内容はいつものように、そんなに難しい言葉が飛び交うわけではないMC(^^)だったのですが、今回はスペアザにとって初のホールツアーということで「どうなるんだろう?」と思っていたとのこと。
自分ももちろん初めての体験だったのですが、通して聴いた感想は「今までになく、落ち着いて見られてよかった」。今は20代のファンが多いスペアザだと思いますが、今後、10年、20年と活動を続けていって、ファンが40代、50代(!)になっても十分見られるバンドになる可能性(まだ可能性ではありますが)を感じました。

そしてアンコールは「Laurentech」で、LIVEは終了。
(2曲ぐらいやってくれるかな、と思いましたが「Laurentech」のイントロが鳴ったところで、この1曲が最後かなと)。

欲を言えば、全体でもう2曲ぐらいやってほしかった(この日は計11曲。野音、Zeppのときは13曲だったので)という思いはありましたが、久々のスペアザはやっぱり良かった。
ちなみに、東京はこの1回だけということもあったのでしょうが、この日のLIVEも早々にSOLD OUTになった模様。
そんなにワンマンLIVEの回数が多いバンドではないですが、できれば、野音3Daysとかやってくれないですかね(しかも、セットリストは3日とも全部変えるとかで)。

3年前に感じたあの感動を再び味わいたい今日この頃です。
Commented by ハロー at 2012-07-19 11:36 x
いろんな方のレポはとても参考になります!!先日はコメントありがとうございました。
ファンが40代、50代(!)になっても十分見られるバンドになる可能性、共感です。これからもいい音を出してもらいたいですね~
Commented by momiageculture at 2012-07-20 00:22
コメント、ありがとうございます。
それこそ、スペアザのメンバーが50代ぐらいになったら、「Aims」のスローJazzバージョンとかやってるかもしれない、なんてことを思ったりもしました(^^)。
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by momiageculture | 2012-07-11 01:08 | 音楽 | Comments(2)

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