俳優力
2010年 07月 14日
さっき、チャンネルをまわしていたら北村一輝が出ていて相変わらずの存在感を醸し出していました(^^)が、対峙する役で出ていた豊原功補も、それに負けないぐらいの「只者ではない感」を出していました(北村一輝と怪しさでタメを張れる役者さんもなかなかいないでしょう。ちなみにドラマ自体は「逃亡弁護士」というドラマらしい)。
この前からNHKの土曜ドラマで放送されている「鉄の骨」(小池徹平主演の談合をテーマにしたドラマ)でもかなりの存在感を出していましたが、いろいろな役柄をやることもあって、「今回はどういうポジションの人間なんだろう」と観る側に推理をさせてくれる役者さんでもあります。
ちなみに、出番としては少ないながらも、同じく「鉄の骨」に出ていた田中実も、なかなか癖のある役者さん。このドラマでは後ろ髪を伸ばして、サブキャラ的な感じですが、小悪党感を出していました。
NHKの朝ドラ主演で好青年を演じたのも、はや20年前のこと。記憶が確かではありませんが、火サスの最多犯人賞だったこともあったような(賞というのも変ですが(^^))。「温泉へ行こう」シリーズ以外は、ほとんど犯人役という印象すらありますが、結構コンスタントに活躍している俳優さんです。
なお、ドラマではないのですが、たまたまチャンネルを合わせてそのままついつい見てしまうのが、ドキュメンタリー番組などの再現ドラマ。
その代表的なものが、「ルビコンの決断」ですが、昨年放送された、無農薬リンゴに挑んだ木村秋則氏を取り上げた回はよかったですね。
何と言っても、山崎樹範の演技が神がかっていました(たま~にバラエティに出演するときの印象とは天と地ほどの差(^^)。「凄え、やっぱ俳優なんだ」と思ってしまいましたもんね)。
なお、「ルビコン-」のバックナンバーを見ると、前田吟・田中健・綿引勝彦・西岡徳馬といったベテラン勢から、渡辺いっけい・金田明夫・小木茂光・神保悟志といった一癖二癖ある役者さん、ある意味「どん底・逆境からの上昇・成功」を表現するのに適役といえる赤井英和・松村雄基・中野英雄といった面々、さらには野村宏伸・鳥羽潤・金子賢・大路恵美など最近あまり露出が多くない俳優さんまで、かなり幅広いです。
いずれにせよ、その形態、また役自体がどうであれ、特に何を見るわけでなくテレビをつけたときに思わず見入ってしまうような演技をする俳優さんというのは、やはり凄いと感じますね。
ちなみに、1月に妄想キャスティング考を書いた「龍馬伝」は、3月分からHDDに溜まりっぱなしの状態。テレビ欄を見る限り、まだ武市は死んでないみたいですね(^^)。