スカパラ、ニューアルバム。
2005年 03月 19日
その後、「ながら聞き」ではあるのですが、何回か通して聴いたのですが、全体的な印象としては、ここ最近のアルバムに比べるとロック色(言い換えれば、とんがった感じ)が薄まった感じを受けました。ジャケットに映っているメンバーの顔が結構恐い(^^)ので、余計にそう感じたのかもしれません。
ただ、「だから悪い」というわけではなくて、その分、適度な落ち着きみたいなものも感じられ、それもいいかも、と思っています。いずれにせよ、まだ「聞き込んでいる」というところまでは行っていないので、またある程度聴いたらレビューを載せられればと思っています。
スカパラをよく聴くようになったのは、ご多分にもれず、ヴォーカル3部作が入った「Stompin' On Down Beat Alley」からです。
それまでも何度かアルバムを借りて聴いたことはあったのですが、自分が「スカ」というものがわからなかったからなのか、正直、あまりピンとは来ませんでした。
しかし一昨年、スカパラが、自分の好きな(好きだった)オリジナル・ラヴ、ミッシェル、ユニコーンのヴォーカルを立てた曲を立て続けに出し、しかもそれが一枚のアルバムに入っている、となっては、「こりゃ買うしかないだろう」と思い、初めてスカパラのアルバムを買いました。
ということで、最初はヴォーカル曲目当てだったのですが、いざ聴いてみると、それ以外の曲の良さに「これはいい!」と眼を開かれた思いになりました。
以前のスカパラは、もう少しほわんほわんしている(^^)というか、もっとゆるい感じの音のように思ったのですが、このアルバムはそうした印象とは一転、かなりソリッド感(とんがった感)を感じました。
全体の流れからすると、このひとつ前のアルバム(「FULL-TENSION BEATERS」)から、だいぶ音が変わったようですが、とにかく今まで持っていたスカパラの印象(例を挙げれば、その昔CMに使われていた「ホールインワン」の印象)を完全に壊された感じでした。
その後、出た「HIGH NUMBERS」(「銀河と迷路」が入っているアルバム)も、どの曲も良く、研ぎ澄まされ感を感じる曲も何曲かあります。
また、残念ながら、僕はスカパラのライヴには行ったことがないのですが、ライヴアルバムも2枚リリースしています(かなり前にもう一枚出しているので、全部では3枚なのですが)。
このうち、「On Tour」は、ヴォーカルもの、あるいは「銀河と迷路」以降に知った方がまず最初に聴くのに、さらにもう少しスカパラを知りたいと思ったら、「Gunslingers~LIVE BEST~」の方を聴くとよいのでは、と思います(ちなみに、「Gunslingers~」の方は、CDが傷だらけになるんじゃないか?と思うぐらい聴きました)。